2016年11月14日 13:06

伊藤若冲が安城にやって来ます!

カテゴリ:その他
伊藤若冲

若冲が、今週11/19(土)~ 安城にやって来ます。

それも、あの細見美術館(京都)の<若冲コレクション>の作品です。

若冲と言えば、鶏! 
鶏の作品の中でも有名な細見美術館「雪中雄鶏図」もやって来ます。
(「雪中雄鶏図」 展示期間 前期の11/19~12/11)

観覧料なんと300円~
細見美術館では1000円ぐらいだったと思います。
これは必見ですね!



[特別展] 若冲と京の絵師

・場所   安城歴史博物館
・会期   平成28年11月19日(土) ~ 平成29年1月9日(月・祝)
・観覧料  一般300円・中学生以下無料

※会期中、一部作品の展示替えを行います。
 [前期]11月19日-12月11日 [後期]12月13日-1月9日


詳しくはこちら ↓
http://ansyobunka.jp/rekihaku/exhibition/index-exhibition.html



伊藤若冲 「雪中雄鶏図」 前期展示(11/19~12/11)
  

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2016年10月29日 16:18

Happy Halloween 

カテゴリ:その他
Happy Halloween 

   
豊田画廊でも HappyHalloween~



手塚華 「大南瓜」 6号 展示中です

現代的な視点で表現された楽しい作品ですが、愛知県芸の模写事業に従事されている手塚さんならではの写実力・観察眼が素晴らしい作品です。ぜひご高覧ください。



 
豊田市参合館には、 Halloween のイベントとして、巨大アート出現です!

 


こけしの花子





この「花子」は、「伝統こけし」をモチーフに合成したデザインの作品で、なんと高さが約12m。
実は、ターボリン製のバルーンで出来ていて、内部のスピーカーで歌ったり喋ったりする作品だそうです。私が伺ったときは何のパフォーマンスもなく残念でした・・・


「花子」は、岡本太郎賞を受賞したこともあるアーティストユニット・Yotta(ヨタ)による、こけしをモチーフにした作品です。

◆Yotta(ヨタ)について
「Yotta(ヨタ)」は、木崎公隆・山脇弘道からなる現代アートのユニットです。
ジャンルや枠組みを横断し、多様な価値の創造を目指して活動を続けています。
<略歴>
2010年 Yotta Groove(ヨタ グルーヴ)結成。
2010年 “六本木アートナイト2010”にて「金時」発表。
2011年 “おおさかカンヴァス2011”にて「花子」 発表。
2012年 “六本木アートナイト2012”にて「花子」出展。
2013年 Yotta Groove からYotta(ヨタ)に改名。
2015年 第18回 岡本太郎現代芸術賞 岡本太郎賞受賞
現在は自分達のアイデンティティを顧みる「イッテキマスNIPPON」シリーズを製作中。
プロジェクト形式で“モノとコト” を創造します。


豊田市役所のHP → http://www.city.toyota.aichi.jp/pressrelease/1016090/1016315.html



↓ こちらは、コモ・スクエアの ちび花子





明日からは、豊田市民芸館所蔵所蔵の「こけし展」 



  豊田民芸館所蔵こけし展 
     場所:豊田市図書館 5 階展示スペース
     日時:10 月 30 日(日)~11 月 6 日(日) ただし 10 月 31 日(月)は閉館
         ※展示時間は図書館の開館時間に準ずる




今年も賑やかなHalloweenがやって来ました。
豊田市駅前では、「アートハロウィーン」と称して、仮想大会 (コスプレ大会?)など実施されてるようです。仮想したかわいい子供たちの姿は微笑ましいですね。

私は、血生臭いオカルト的なものがあまり好きではないので、こけしの「花子」がちょうど楽しめます。
ハロウィーンで、どうして「こけし」なのかは考えないことにして、こんなアートイベントは大賛成です。

全国的に活躍しているプロのアーティストによるイベントは、もっと開催して人を呼んで賑わいづくりを作って欲しいですね。



  

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2016年08月02日 18:44

臨時休廊のお知らせ/「夏の絵画蔵出し市」8/10(水)~

カテゴリ:催事のご案内カテゴリ:日本画カテゴリ:洋画カテゴリ:その他
―臨時休廊のお知らせー
いつも当画廊をお引き立て頂き誠にありがとうございます。

誠に勝手ながら、明日、8月3日(水)は、都合により臨時休廊とさせていただきます。何卒ご了承の程 宜しくお願い申し上げます。
4日(木)から9日(火)は「常設展」にて通常営業です。

なお、8/10(水)から「夏の絵画蔵出し市」を開催いたします。
夏季休暇は設けておりませんのでお盆期間中も営業しております。
冷房をきかせ涼しくしておりますので どうぞご来廊くださいませ。


◆夏の絵画蔵出し市
  8月10日(水)~8月23日(火) 
  午前10時~午後7時(最終日は4時閉場)

特別企画として「夏の絵画蔵出し市」を開催いたします。
日本画・洋画・版画の物故巨匠から実力派作家まで多彩に取り揃え、
特別価格にて展示即売いたします。
ぜひこの機会にご来場くださいますようご案内申し上げます。


加藤東一 「高原」12号
  

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2016年07月02日 13:32

山岸大祐氏の作品展情報

カテゴリ:作家情報カテゴリ:その他

現代陶芸家 山岸大祐 作品展示について


山岸大祐 氏の作品が、4/6~7/29、豊田市役所東庁舎1階北に作品2点が展示されてます。

これは、豊田市教育委員会文化振興課にて開催されております『とよたルミアール・プロジェクト』第一弾、#1「山岸大祐」展です。

会 期   平成28年4月6日(火)~7月29日(金)
場 所  市役所東庁舎1階北
出品作  2点
  1. はざかいの容 Receptor of Boundary
  2015 年 半磁土 semi porcelain 103×47×52cm
  2. はざかいの容 Receptor of Boundary
  2012 年 半磁土 semi porcelain 138×30×28cm


以下、豊田市役所HPより抜粋 
豊田市は、『とよたルミアール・プロジェクト #1「山岸大祐」展』を開催します。本展は、作品の展示やイベントを通して、若手アーティスト、クリエーター等の優れた表現を紹介していく新事業「とよたルミアール・プロジェクト」の第1回目の展示です。
山岸大祐(1984 - )は、白を基調とする静謐な表現で注目を集め、国際陶磁器展など多くのコンクールでの受賞歴を持ち、今後が期待される陶芸家です。本展では、同氏の近作《はざかいの容》2点を、豊田市役所東庁舎1階のエスカレーター脇壁面に展示します。http://www.city.toyota.aichi.jp/pressrelease/1013543/1013866.html



★「ルミアール」とは、
  フランス語で「光」を意味する ゛ルミエール”と、「芸術」を意味する ゛アール” (英語ではアート)を組み合わせた造語で、
「アートの輝き」という意味を込めて名付けられたそうです。




とよたルミアール・プロジェクト #1 山岸大祐展
http://www.city.toyota.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/013/866/01.pdf

  第1回目となる本展では、白を基調とする静謐な表現で注目を集める陶芸家・山岸大祐 (1984 - )の近作を紹介します。人間の身体の 器官や、有機的な動植物の形態を想わせる 作品は、陶芸のうつわも、私たちの身体も、同心円状の形でつくられているという考えに 基づいて制作されてきました。 CTスキャンで見るように、人の身体は、脊髄を中心に輪切りにできる構造を持ってい ます。一方、ろくろでの制作に見るように、うつわは伝統的に回転体を基本にしてきまし た。山岸は、多くの作家が見逃してきた、この人とうつわの共通点を手掛かりに、生物と 無機物との形の境界を乗り越えた先に、陶芸の形の原型を求めようとする、ダイナミック な思想を秘めた作品を展開しています。

 
山岸大祐氏より、
  以前、「やきものを表現する」という事を成立させるために、自身の内外でその仕組みを 求めていました。やがて、それをある程度に設えた時、ただただ素材と自己の折り合いを その中で構築していく時間が訪れました。 私は明確な意味や目的に向けてかたちを作り出していません。かたちは、今まで私が見 てきたものや感じてきたもの、言うなれば「知覚のストック」に由来します。これを、あ る程度に設えた「やきもののかたち」を依代に出力します。 このこと自体は表現を行う上で、媒体は別にせよ誰しもが行っている事でしょう。 ただ私は、明確な正体を与えない事で、鑑賞者の中でおぼろげなイメージが巡り、鑑賞者の「知覚のストック」が呼び出されることを望みます。そして、やきものに縛られる事 での緊張感と、土に誘い出される緩やかさとの相反同居が、個人の深層をさざめかすこと を期待します。 ですから、私の作品を眺める事があれば、頭の中にイメージを探す旅に出かけてくださ い。こちらから明瞭な到着地点は用意しておりませんが、その道のりが楽しいものであれ ばと思っています。 (山岸 大祐)


—作家の作品コンセプトについての記述でしたので転載させていただきました。



◆ また、<アーティストプレゼンテーション&イケムラレイコ アーティストビューイング>と題して、7月2、3日にアーティストプレゼンテーションが開催され、山岸大祐氏の作品も展示されます!

豊田市に縁のある6組7名のアーティストが、豊田市民文化会館の展示室内に各々の作品や資料を展示し、多くの方の来場をお待ちしております。
2日にはイケムラレイコさんをゲストに招き、プレゼンテーション参加アーティストにアドバイスを行う、アーティストビューイングも行われます。
この機会に、わたしたちの深い記憶から表現を捉えてきたイケムラ氏の芸術観と、次代を担う若いアーティストの表現を身近に感じていただければ幸いです。


◇アーティストプレゼンテーション参加アーティスト
敦木愛子|Aiko Atsugi
神谷祐美|Hiromi Kamiya
鈴木琢磨|Takuma Suzuki
中根栄ニ・中根理|Eiji Nakane·Aya Nakane
中根めぐみ|Megumi Nakane
山岸大祐|Daisuke Yamagishi

◇開催日
2016年7月2日(土)-3日(日) 10:00〜17:00
※イケムラレイコ アーティストビューイングは7月2日14:00~17:00

◇会場
豊田市民文化会館 A展示室(名鉄豊田市駅・愛知環状鉄道新豊田駅より徒歩15分)

◇入場無料

こちらもぜひご高覧ください。



7/6(水)~は豊田画廊にて個展です。

Daisuke Yamagishi Exhibition 
2016.7.6~12 10:00~19:00  (最終日は16:00閉場)
toyotagarou
 471-0027 豊田市喜多町 2-160 コモ・スクエアウエスト1F 豊田画廊

http://toyotagarou.jp/
—山岸大祐氏の作品ご希望等につきましては、豊田画廊までお問い合わせください。







  

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2016年05月18日 18:57

美術展情報

カテゴリ:その他
豊田画廊ブログへご訪問ありがとうございます。

一年の内で一番好きな季節となりました。お出かけされる方も多くいらっしゃるかと存じます。

GWはとっくに過ぎましたが、遅ればせながら私も遠出をしてきました。
今回は私事で申し訳ありませんがご報告をさせていただきます。


先日の5/13(金)~5/14(土)一泊して東京に行ってきました。
上京の大目的は「若冲展」です。
念願の念願の 「生誕300年記念 若冲展」(東京都美術館) とうとう行ってまいりました。




「生誕300年記念 若冲展」 →http://jakuchu2016.jp/
 →みどころ http://jakuchu2016.jp/#!/about


そもそも今回の「若冲展」は、ご存知の方も多いかと思いますが、期間も1か月と短く、
数十年のうちしか拝見できない「動植綵絵」(どうしょくさいえ)が宮内庁から出展ということで、混むこと必至。 並んでも観る価値がある展覧会です。

この展覧会の開催が発表されてすぐ、これは観るしかないと行くことは決めておりました。


今回のみどころとなっている「動植綵絵」は、金閣寺と並ぶ京都五山の禅宗のひとつ「相国寺」に、若冲が寄進した「釈迦三尊像」3幅と、それらを添えるため描かれた動植物画 全30幅(掛軸)のことです。
動植綵絵は、元々相国寺蔵でしたが、明治の廃仏毀釈で寺が弾圧を受けていた折、境内の土地を守る為に手放され、宮内庁に献上したものです。
今回東京で初めて「釈迦三尊像」と「動植綵絵」が一堂に展示するというので大きな話題となってます。

「動植綵絵」http://island.geocities.jp/hisui_watanabe/art/artgallery/popular/jyakuchu/doushokusaie.html

私は、「釈迦三尊像」を、昨年、京都の相国寺承天閣美術館で拝見しており、「動植綵絵」と一緒の展示は絶対観れないと思っていたところ、東京で一堂に展覧すると発表があったのでので、今回興奮して上京した次第です。



行列は覚悟の上と想定してましたが、連日のNHKの特集や、雑誌などの取り上げ方が半端なく、
ましてや国民的大人気のジャニーズ嵐の大野君の肝いり作家という特番は不安大でした。
これ以上宣伝しないで~と一人つぶやいておりましたが、おかげで想定以上の行列でした。

混雑状況はTwitterやHPで確認ができます。
本日18日は「65歳以上無料のシルバーデー」のため、とうとう最大の「320分待ち」の表示が出ておりました。(5時間以上って凄すぎです)


開催初日からずっと日々混雑状況をTwitterで確認してました。
初日から数日は「20分待ち」や、せいぜい「60分待ち」で、意外と人気ないのか?と驚いておりましたが、GWもあり、あれよあれよと、80分、100分、160分待ち・・・
GWより先週の平日からのが混雑は凄くなり、行く前々日で200分・・・(´;ω;`)ウゥゥ




以前「鳥獣戯画」で東博(東京国立博物館)に8:00に並んだときは、敷物を敷いて座って待てたし、朝早く涼しくて不快ではなかったので、今回もどうせ並ぶなら早朝しかない!と決め、
5/14(土)の朝7:30には並ぶことにしました。





でも、7:30に到着しても遅かりしでした。 もう相当な列ができてて多分1000人はいたと思います。
早い人は始発で来て並んでるそうです。若冲ともなれば、遠方から夜行バスで来る人もいて、行くところないから並ぶしかないですもんね。

どうしてあと30分、あと10分早く来れなかったのかと甘かった自分に激しく後悔を感じながら待つこと2時間弱。
なんとか第3陣で入場できたのが9:30頃でした。

あまりの行列に連日9:30会場のところ9:00過ぎには入場させていただけてます。
東京都美術館の皆様方は本当にお疲れのことと存じます。
その他、美術館側からは、日傘の貸し出しや、給水サービスもありました。

今回の「若冲展」ではご年配の来場者が目立って多かったのですが、皆さんネットからの情報がないため、待ち時間と行列の長さに、せっかく来たのに呆然と立ち尽くす方々も多く、お気の毒にあきらめて帰られてました。入場券も持ち合わせてなく、券がないと行列も並べないので慌てて駅のコンビニまで買いに戻るケースも相当あったようです。今回の「若冲展」はネット上でも美しい若冲の画像が大注目を浴び大行列になった一因もあるそうです。まさに情報社会ですね。




入場したものの館内も凄い人・人・人・・・
地下B1Fから入場するのですが、知人から聞いていた事前情報の通り、B1Fの展示は後回しにし、
まずは「動植綵絵」のある1Fへ向かいました。
かなり混雑してましたがまだ余裕がありました。
最前列でご覧になりたい方は並んでくださいとのアナウンスを聞きすぐ並びました。



「芍薬群蝶図」


「動植綵絵」はそれはもう言葉では語れないほど美しい。
「動植綵絵」は「釈迦三尊像」を荘厳するための<仏画>ですので恐れ多く大変神聖で拝む気持ちで拝見してきました。
卓越した超絶技巧はもちろんのこと、鮮やかな色彩にその洗練された色彩感覚、これぞ若冲と言える絶妙な構図、独創的で空想的、すべてに素晴らしかった。今までに行ってよかった展覧会№1です。

これでもかというほどまでに細部までの書き込みは驚愕でした。
鶏図にもよく見ると小禽が描かれていたりと、主題になるモチーフの他にもも小さな小動物も描かれ、それがまたさりげなくてリアルでかわいいのです。優しさにあふれており、これも若冲の作品の持つ力なんだと強い印象がありました。

「池辺郡虫図」は蛙や虫たちがモチーフですが、画面の左下端には実物大程の数十匹の蟻が描かれ、その蟻たちがミミズや羽を運んでいる様まで描かれていたのに気づいたとき感嘆の声をあげそうになりました。
実物の作品を直接見ないと図録や画集では気が付かない部分です。


「池辺郡虫図」


「紫陽花文・・・」とあっても 鉄線 が同様な分量で手ぬかりなく描いてるし、「向日葵文・・・」も朝顔が巻き付いて描かれてたりと、
どうしてここまで描かないと満足しなかっただろうと、天才さに驚くことばかりでした。
花々は今が盛りと満開に咲き乱れるように咲き誇り、つぼみはあまり描かれてありませんでした。
そして葉は虫食い葉が丹念に描かれており、ここに若冲の表現する死生観があるのかもしれないと感じました。


今展では、アメリカ人の有名な若冲コレクターであるジョー・プライス氏の所蔵作品も里帰りされ多数出展があり、枡目書きの有名な屏風に、水墨画など見応え満載でした。

「鳥獣花木図屏風」




ミュージアムグッズを購入するのもまた並びました。
美術館を出たのは11:30ごろ。かなり体力は消耗しておりましたが心地よい疲れで達成感で大満足でした。
早起きして行列に並んでも もう一度見てもいいと思います。

出たときは210分の表示でした。どんなに観たくても3.5時間一人では待てない・・・と、ほっとして立ち去りました。
この日Twitterの混雑状況は最大240分待ちとなっていたようです。





残念だったのは、皆さん、並んでお疲れなのか、係の人へ大きな声でブーイングを言ったり、横入りするなとヤジのような声もあり (私も横入りしてないの嫌味言われました・・・) こんな神聖な若冲の作品の前に来てイライラするのはどうなのかな~と悲しく情けない場面もありました。





今回の上京は、若冲展の他、前日に、
「ルノアール展」(国立新美術館)

初来日の印象派時代最高傑作「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」



国立新美術館



国宝 燕子花図屏風 歌をまとう絵の系譜」(根津美術館)




根津美術館庭園の燕子花は残念ながら終わってました



そしてアートフェア東京2016」(国際フォーラム)も観覧してきました。




以上、美術展の報告でした。


































  

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